2025年10月期の日テレ系ドラマ『そこから先は地獄』が話題を呼んでいます。主演は井桁弘恵さん、そしてテーマは“三角不倫”。
多くの視聴者が「原作は漫画?」「小説があるの?」と気になっていますが、この作品は実は完全オリジナル脚本。脚本を手掛けるのは早船歌江子さんと神谷克麻さんです。
この記事では、『そこから先は地獄』の原作情報から、脚本家の背景、ドラマならではのテーマや結末の考察まで詳しく紹介します。
この記事を読むとわかること
- ドラマ『そこから先は地獄』の原作・脚本・キャスト情報
- 原作なしオリジナル作品としての見どころとテーマ性
- 登場人物たちが堕ちていく“愛と裏切りの地獄”の構図
『そこから先は地獄』に原作はない!完全オリジナルストーリーの理由
ドラマ『そこから先は地獄』は、漫画や小説をもとにした作品ではなく、完全オリジナル脚本として制作されています。
脚本を担当するのは、早船歌江子氏と神谷克麻氏。日テレの「ドラマDEEP」枠の中でも特に“ドロドロ愛憎劇”として注目されています。
原作が存在しないことにより、視聴者も先の読めない展開を楽しめる構成になっており、SNSでは「次に誰が裏切るのか予想できない!」と話題を呼んでいます。
「全員、不倫、誰かが死ぬ」――このキャッチコピーが象徴するように、登場人物全員が地獄へと堕ちていく様を描く、衝撃のオリジナルドラマです。(日本テレビ公式サイトより)
脚本家陣は「視聴者に“次の一手”を考えさせる作品にしたかった」とコメントしており、既存の恋愛ドラマとは一線を画す構成となっています。
放送局 | 日本テレビ系 |
放送開始日 | 2025年10月7日(火)深夜24:24〜 |
脚本 | 早船歌江子・神谷克麻 |
主演 | 井桁弘恵(矢嶌莉沙 役) |
作品タイプ | オリジナルストーリー(原作なし) |
原作なしで描かれる“三角不倫”の物語
物語の中心となるのは、結婚3年目の妻・矢嶌莉沙(井桁弘恵)。夫・高久(落合モトキ)の不倫発覚をきっかけに、彼女の人生が大きく狂い始めます。
莉沙は夫のスマホにGPSアプリを仕込むなど、理性と狂気の狭間で揺れ動く行動を取るようになります。
登場人物たちは皆、愛・嫉妬・裏切りといった感情に翻弄され、最終的に誰かが“地獄”に堕ちることが暗示されています。
- 登場人物すべてに秘密がある
- 視聴者の予想を裏切る展開が続く
- “地獄”の意味が毎話変化する構成
脚本家・早船歌江子&神谷克麻のタッグとは
このドラマを支えるのは、社会心理ドラマの名手・早船歌江子氏と、構成の妙で評価の高い神谷克麻氏のコンビです。
両者は過去にも『いきなり婚』『完全不倫』といった“愛の裏側”を描くドラマで高い評価を得ています。
本作では、「誰が悪いのか」「愛はどこまで許されるのか」というテーマを、あえて結論づけないまま提示しており、視聴者自身に倫理観を問う構成が特徴です。
脚本家・早船氏は「“愛の地獄”を描くことは、人間の希望を描くことと同じ」とコメントしており、その発想が作品の核心となっています。
こうした深い心理描写と予測不能な展開こそが、『そこから先は地獄』が原作なしでも圧倒的に惹きつける理由と言えるでしょう。
『そこから先は地獄』のあらすじと登場人物
ドラマ『そこから先は地獄』は、三組の夫婦が織りなす“不倫の連鎖”を描いた愛憎劇です。
タイトルの通り、物語は「一歩踏み出せば、そこから先は地獄」という緊張感に満ちています。
夫婦の嘘、嫉妬、そして復讐が絡み合い、誰が被害者で誰が加害者なのか分からなくなる構成が、視聴者の心を掴んで離しません。
「全員、不倫、誰かが死ぬ」――日テレ公式が掲げるこのキャッチコピーこそが、物語の核心を突いています。
脚本は早船歌江子氏と神谷克麻氏のコンビ。彼らの持ち味である人間の欲望を赤裸々に描くリアリズムが、本作でも存分に発揮されています。
主人公・矢嶌莉沙(井桁弘恵)の視点で描かれる愛と裏切り
物語の中心となるのは、矢嶌莉沙(井桁弘恵)。結婚して3年、夫・高久(落合モトキ)との関係は冷えきり、妊活にも行き詰まっていました。
そんな中、夫が既婚者専用マッチングアプリで他の女性と会っていたことを知り、莉沙の心は大きく揺らぎます。
「どうして私じゃだめなの?」――彼女の疑念と孤独は、やがて“復讐”という名の衝動へと変わっていきます。
井桁弘恵さんは「莉沙の苦しみは決して他人事ではない。誰の中にもある“愛の執着”を演じたい」と語っています。
莉沙の視点を通じて描かれるのは、愛を信じたいという願いと、裏切られた痛みの中で見えなくなる“正義と悪”の境界です。
視聴者は彼女の選択に共感しながらも、「もし自分だったら?」と問いかけられるような心理的深みを体験します。
3組の夫婦が絡み合うドロドロの不倫劇
本作には、莉沙夫妻のほかにも2組の夫婦が登場し、それぞれの関係が複雑に絡み合っていきます。
城内涼(豊田裕大)は、莉沙が出会う美しいトレーナー。彼自身も妻・凪子(山崎紘菜)との関係に問題を抱えています。
また、進藤夫婦(奈月セナ・小久保寿人)は表面上は幸せそうに見えますが、裏では互いの秘密を抱えており、すべてが崩壊へと向かっていきます。
矢嶌莉沙 | 井桁弘恵:不倫に苦しみながらも真実を求める妻。 |
矢嶌高久 | 落合モトキ:外では軽薄に遊ぶが、家庭では優しさを装う夫。 |
城内 涼 | 豊田裕大:莉沙が惹かれるジムトレーナー。彼にも隠された罪がある。 |
城内凪子 | 山崎紘菜:夫・涼の不倫に気づきながらも沈黙する妻。 |
進藤奏子 | 奈月セナ:他人の夫を奪うことに快感を覚える危うい女性。 |
進藤将也 | 小久保寿人:奏子の夫。冷静だが感情を抑えきれず暴走する。 |
これら三組の夫婦の関係は、まるで蜘蛛の糸のように絡み合い、誰もが抜け出せない「地獄」へと落ちていきます。
物語が進むにつれ、「誰が本当の悪なのか」「愛とはどこまで許されるのか」という問いが浮かび上がり、視聴者を深い心理的迷宮へと誘います。
日テレ「ドラマDEEP」枠の中でも最も刺激的で、人間の“心の闇”を真正面から描いた作品として注目されています。
ドラマのテーマと見どころ:人間の“地獄”をどう描く?
『そこから先は地獄』は、日テレの「ドラマDEEP」枠らしい禁断の愛と裏切りを軸に、人間の本性を赤裸々に描いた作品です。
タイトルにある“地獄”とは、単なる罰や苦痛を意味するものではなく、人が愛することによって自ら堕ちていく心の闇を象徴しています。
作品全体を通して、登場人物たちはそれぞれの「愛」「嫉妬」「嘘」に縛られながら、少しずつ現実の地獄へと足を踏み入れていきます。
「最上級のドロドロドラマ――全員、不倫、誰かが死ぬ」
このキャッチコピーこそ、本作の世界観を的確に言い表しています。(日本テレビ公式サイトより)
つまり、このドラマが描く“地獄”とは、他人ではなく、自分自身が作り出す罠なのです。
観る者は次第に、登場人物たちの破滅的な選択に目を逸らせなくなっていきます。
信頼と裏切り、嫉妬と欲望が生む「地獄」
登場人物たちの関係は、一見すると平凡な夫婦関係に見えますが、その裏には嘘・裏切り・嫉妬が渦巻いています。
矢嶌莉沙(井桁弘恵)は夫の不倫を知り、「真実を知る」ことこそが救いだと信じて行動しますが、皮肉にもその行為が自分を追い詰める結果に。
一方で、夫・高久(落合モトキ)も「愛している」と言いながら他の女性と関係を持ち、彼自身の欲望の中に堕ちていきます。
- 信じたいのに信じられない――愛と疑念の狭間で苦しむ登場人物たち。
- 嫉妬が愛情を超え、暴力や支配へと変わる心理描写。
- 「誰が一番悪いのか」ではなく、「誰が最初に壊れるのか」を描く構成。
こうした構図は、観る者にとっても他人事ではありません。人間の中に潜む“愛の毒”を鏡のように映し出しているのです。
井桁弘恵さんはインタビューで「人は誰でも、愛することで地獄に堕ちる可能性がある。だからこそ、この作品は怖くて美しい」と語っています。
視聴者が共感する心理描写とリアリティ
このドラマの魅力は、派手な不倫劇というよりも心理のリアリティにあります。
登場人物のセリフや仕草の一つひとつに、「あ、こういう人いる」と感じるリアルさがあり、視聴者の共感を呼びます。
特に矢嶌莉沙の“自分を責める内面描写”や、夫婦間の沈黙の空気感は、脚本家の緻密な心理描写の賜物です。
テーマ | 愛と裏切りの連鎖が生む人間の地獄 |
見どころ | 現実にありそうな人間関係のリアルな描写と緊張感 |
キーワード | 不倫・嫉妬・支配・心理崩壊・孤独 |
演出面 | 静かな場面ほど恐ろしく、感情の爆発が際立つ構成 |
作品を通して感じるのは、「地獄」とは他人が作るものではなく、自分の選択が作り出す現実だということ。
その哲学的なテーマが、ただの不倫ドラマに留まらない深みを与えています。
“地獄”を描きながらも、どこか人間の弱さや愛しさを感じさせる――それが『そこから先は地獄』最大の魅力です。
脚本家・早船歌江子&神谷克麻の過去作品と作風
『そこから先は地獄』の世界観を支えるのは、脚本家・早船歌江子氏と神谷克麻氏のタッグです。
彼らは日テレの深夜ドラマ枠「ドラマDEEP」シリーズの常連として知られ、これまでにも話題作を多数手がけてきました。
特に『いきなり婚』『完全不倫』など、愛と欲望が交錯する人間関係をリアルに描く作風で視聴者の心を掴んできました。
「人間は愛を求めるが、その愛が時に破滅を呼ぶ」――早船歌江子氏の脚本哲学は、すべての作品に共通しています。
その筆致は時に冷徹でありながらも、人間の弱さや矛盾を丁寧に描き出すため、登場人物にどこか“救い”を感じさせる点が特徴です。
『そこから先は地獄』でも、こうしたテーマ性が随所に反映され、単なる不倫ドラマを超えた心理劇として評価されています。
代表作『いきなり婚』『完全不倫』との共通点
早船・神谷コンビの代表作『いきなり婚』(2023年)と『完全不倫』(2024年)は、いずれも恋愛の裏側に潜む“地獄”を描いた物語でした。
これらの作品に共通しているのは、「理想の愛を求める人ほど破滅に近づく」という皮肉な構造です。
『そこから先は地獄』も同じく、登場人物たちが“正しい愛”を求めながら、結果的に互いを傷つけていくという人間の業の連鎖を描いています。
- 『いきなり婚』:SNSで出会った男女の“契約結婚”が崩壊する心理サスペンス。
- 『完全不倫』:家庭と情事の狭間で揺れる男女の倫理と欲望を描いた話題作。
- 『そこから先は地獄』:三組の夫婦が交錯し、愛の形を問い直す究極の愛憎劇。
いずれの作品も、視聴者に「もし自分だったら?」と考えさせる構成になっており、感情移入のしやすさが共通点です。
作品名 | テーマ | 放送年 |
いきなり婚 | 結婚制度への不信と愛のリアル | 2023年 |
完全不倫 | 裏切りと執着、禁断の愛の代償 | 2024年 |
そこから先は地獄 | 信頼と裏切りの果てにある“愛の地獄” | 2025年 |
これらの作品群を貫くのは、「人はなぜ愛を裏切るのか?」というテーマであり、早船氏と神谷氏はこの問いを多角的かつ残酷なまでにリアルに描き続けています。
「地獄」シリーズとしてのドラマDEEP枠の特徴
「ドラマDEEP」枠は、“人間の闇を映し出す実験的ドラマ枠”として確立されています。
一般的な恋愛ドラマが避けるテーマ――不倫、依存、孤独、心理的支配など――を正面から扱い、視聴者に道徳的な問いを突きつけます。
『そこから先は地獄』もこの流れを受け継ぎ、“地獄のように美しい人間模様”を描いています。
「DEEPは、視聴者が“人の愚かさ”の中に自分を見つける場所」――神谷克麻氏のコメント(番組制作会見より)
また、映像表現にも特徴があります。暗く抑えた照明や静かな間(ま)の演出により、登場人物の心のざわめきが視覚的に伝わります。
演出陣(菅原伸太郎、長尾くみこ、保母海里風ら)は、感情の爆発を“静けさ”で描くことで、より強い心理的緊張を生み出しています。
演出手法 | 心理的リアリズム重視。光と影のコントラストを活かした演出。 |
脚本構成 | 複数視点と伏線を多用し、終盤で全てがつながる構成。 |
シリーズ傾向 | 人間の欲望と愛憎を“地獄”という比喩で表現。 |
こうした積み重ねが、『そこから先は地獄』を単なる愛憎劇ではなく、現代人の心を照らす社会派ヒューマンドラマとして成立させています。
「地獄とは罰ではなく、生きることそのもの。」――脚本家・早船歌江子の言葉に、このシリーズの本質が凝縮されています。
『そこから先は地獄』の結末考察:誰が“地獄”を見るのか
『そこから先は地獄』は、誰が地獄に堕ち、誰が生き残るのかが最大の焦点となっています。
原作が存在しない完全オリジナル脚本のため、最終回の展開が一切予測できず、視聴者の間で結末考察がSNSで大盛り上がりを見せています。
「全員、不倫、誰かが死ぬ」という衝撃的なキャッチコピーが示す通り、登場人物たちはそれぞれの“愛の地獄”に足を踏み入れていくのです。
「愛が深いほど、堕ちる場所も深い」――この言葉が、最終回に向けた最大の伏線であると視聴者の間で囁かれています。
誰が生き残り、誰が堕ちる?SNSで話題の予想
SNS上ではすでに、登場人物の誰が「地獄を見るのか」について多くの予想が飛び交っています。
特に注目されているのは、主人公・矢嶌莉沙(井桁弘恵)が最終的にどんな結末を迎えるのか、という点です。
彼女は夫・高久(落合モトキ)の裏切りにより苦しみながらも、他人の夫・城内涼(豊田裕大)に惹かれていきます。視聴者の間では、「最も純粋だった彼女が一番悲劇的な結末を迎えるのでは」という予想が多く見られます。
- 城内涼が妻・凪子を殺してしまう展開。
- 莉沙がすべての真実を知った後、自ら命を絶つ可能性。
- 全員の罪が露呈し、誰も救われない「地獄的結末」。
また、「誰かが死ぬ」というキーワードから、ファンの間では“複数人が地獄に堕ちる集団エンディング”説も浮上しています。
「愛も裏切りも、自分が選んだ地獄だ」――このメッセージが最終話のテーマになるのでは、と考察されています。
ドラマDEEPシリーズの過去作『完全不倫』でも、最終話直前に“どんでん返し”が仕掛けられたことから、本作でも同様の演出が予想されています。
最終回を目前に控えたSNS上では、#そこから先は地獄最終回 というタグがトレンド入りしており、「誰も救われないのに美しい」という感想が急増中です。
結末予想① | 莉沙がすべてを知り、自ら夫婦関係を断ち切る。 |
結末予想② | 涼の過去が暴かれ、全員が破滅的な選択を迫られる。 |
結末予想③ | 愛と罪を償うため、ある人物が“誰かを救うための犠牲”となる。 |
結末が明かされない“原作なし”のスリルとは
『そこから先は地獄』の最大の魅力は、原作が存在しないことによる完全な予測不能性にあります。
視聴者も登場人物と同じく、何が真実で何が偽りなのか分からないまま“地獄”の底へ引きずり込まれていく感覚を味わうことができます。
特に第1話から伏線が細かく散りばめられており、セリフや小道具の配置に「結末の鍵」が隠されているのではという分析も出ています。
「視聴者も一緒に地獄へ堕ちてほしい」――脚本家・早船歌江子氏が語ったこのコメントが、オリジナル脚本ならではの狙いを象徴しています。
また、原作がないことでSNSのリアルタイム考察文化が盛り上がり、放送後には“伏線探し”や“心理的地獄考察”といった投稿が相次いでいます。
そのため本作は、ただ観るだけでなく、視聴者自身が「物語の共犯者」になるという構造が魅力となっています。
原作なしの強み | 先の読めない展開と心理的スリルが最大化。 |
伏線演出 | 小道具や音楽が象徴的に使われ、結末のヒントが散りばめられている。 |
ファンの楽しみ方 | 毎話放送後にSNSで考察や犯人予想を共有する文化。 |
結末の真実はまだ闇の中。しかし、ひとつ確かなのは――このドラマの地獄は、誰か一人のものではなく、すべての登場人物の心に存在するということです。
“愛することは、生きること。そして堕ちること。”――『そこから先は地獄』が提示する究極の問いに、あなたはどう答えますか?
そこから先は地獄 原作・脚本・キャスト情報まとめ
2025年10月期に放送された日テレ系ドラマ『そこから先は地獄』は、原作のない完全オリジナルドラマとして注目を集めています。
本作は、脚本家・早船歌江子と神谷克麻による共同執筆作品で、三組の夫婦が絡み合うドロドロの愛憎劇を描いた「ドラマDEEP」シリーズの最新作です。
主演の井桁弘恵を筆頭に、豊田裕大、落合モトキ、奈月セナ、山崎紘菜など、実力派のキャスト陣が集結し、“地獄のように美しい不倫ドラマ”を体現しています。
「愛を信じた人ほど、壊れていく」――この一文が本作の核心を突いています。(日テレ公式より)
ドラマの魅力を支えるキャスト陣
キャストたちはそれぞれ、愛・嫉妬・裏切り・復讐という感情の極限を表現しており、登場人物一人ひとりが物語の“地獄”を背負っています。
主演の井桁弘恵さんは、夫の不倫をきっかけに狂気へと堕ちていく妻・矢嶌莉沙を繊細かつ力強く演じ、視聴者から「これまでにない演技の深さ」と称賛されました。
また、豊田裕大さんが演じる城内涼は、“癒し”を装いながらも闇を抱える男として、物語に不穏な空気を漂わせています。
主演 | 井桁弘恵(矢嶌莉沙 役) |
共演 | 豊田裕大(城内涼 役)/落合モトキ(矢嶌高久 役) |
主要キャスト | 奈月セナ(進藤奏子 役)/山崎紘菜(城内凪子 役)/小久保寿人(進藤将也 役)/小西桜子(大島尚美 役) |
音楽 | 佐藤航 |
主題歌 | 吉井和哉「甘い吐息を震わせて」 |
さらに、演出を務めるのは『君と世界が終わる日に』などで知られる菅原伸太郎氏を中心に、長尾くみこ、保母海里風、仙田晋之といった日テレの実力派チームが参加。
感情の爆発と静けさのコントラストを巧みに使い分ける演出が、作品に深い緊張感を与えています。
「人の心の闇を、真正面から描くことを恐れなかった」――演出チームのコメントが本作の真骨頂を物語ります。
原作なしドラマだからこそ楽しめる展開に注目
『そこから先は地獄』は、“原作がないからこそできた挑戦的な構成”が大きな魅力です。
結末を誰も知らないまま物語が進むため、視聴者は登場人物と同じく“次に何が起こるのか分からない不安”を体感できます。
脚本家の早船歌江子氏は「物語の“地獄”は外にあるのではなく、人の心の中にある」と語り、原作なしだからこそ可能な心理描写の深掘りを実現しました。
- 一話ごとに価値観が崩れる構成で、視聴者の倫理観を揺さぶる。
- 複数視点で進むストーリーにより、誰が正しいのか分からなくなる。
- 最終回の展開が一切読めない“地獄的スリル”。
また、音楽と映像表現の融合にも注目です。吉井和哉氏による主題歌「甘い吐息を震わせて」は、登場人物の欲望と痛みを象徴する一曲として、ドラマの余韻をさらに強めています。
放送枠 | ドラマDEEP(日テレ系・火曜深夜24:24〜) |
制作チーム | 日本テレビ×AX-ON |
脚本 | 早船歌江子・神谷克麻 |
演出 | 菅原伸太郎・長尾くみこ・保母海里風・仙田晋之 |
製作著作 | 日本テレビ |
「地獄とは罰ではなく、愛の果てに見る真実」――脚本家・早船歌江子のこの言葉が、作品のすべてを象徴しています。
『そこから先は地獄』は、単なる不倫ドラマではなく、“愛と裏切りの心理実験”として深夜ドラマの新境地を切り拓きました。
誰もが心のどこかで感じる“地獄”を描いた本作――そのラストは、視聴者自身の心に静かに問いを残します。
この記事のまとめ
- 『そこから先は地獄』は原作なしの完全オリジナルドラマ
- 脚本は早船歌江子&神谷克麻による心理サスペンス
- 井桁弘恵主演、三組の夫婦が絡む愛憎劇
- 人間の“地獄”をリアルに描くドラマDEEP枠の最新作
- 誰が地獄に堕ちるのか――結末が読めないスリル
- 豪華キャストと映像美が織りなす濃密な人間ドラマ
- 愛と裏切りの果てにある“真実の地獄”を問う物語
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